接客が好きすぎて、VMDをやり始めたらハマった

ただただ、好きなんです。接客が。洋服好きでもなかったのに。ついでにVMDも好きになりました。

VMD

いったい

何に使う気だったんでしょうか?私。

 

二年前に作っていて

パソコンにはいっていたVMDの記事。

 

とりあえず、何に使う予定も

今のところ無いので

御披露目。

 

長い上に、よくわからない内容なので

ヒマな方のみ

お読み下さい(笑)

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VMD(売り場作り)

VP,IP,PPの役割とは?

 

・VPはお客様の呼び込み 

店頭に立っているとき、

私達は、お客様を呼び込むことはできますが、 

売り場に販売スタッフがいないときも、

お客様を呼び込んでくれるのは 

VMD(売り場作り)です。 

そのVMDの中でもVPは 

「うちのおすすめはコレ!」を訴えるところです。 

「うちはこれが得意ですよ!」と訴えるところです。 

 

たとえば、土地勘のないところで

ランチを食べようと思ったとします。 

何の情報もない中、

どこの店に入るか?決める際、

店頭の前に置いてある食品サンプル

決めたことはありませんか? 

 

食品サンプルは、

そのお店のランチが

ひと目でお客様にわかるように

置いてあります。 

 

「今日のおすすめは、これですよ」と

ビジュアルで見せているわけです。 

ハンバーグが食べたいなーと

思っている人には

ハンバーグのサンプルがあれば、

そこに入るきっかけになるでしょうし 

「ハンバーグが食べたい。」と

決めていなくても 

「洋食が食べたいなー」

「お肉食べたいなー」

とぼんやり思っている人の 足を止めて、

選択肢の一つに入れてもらうことが

できるでしょう。 

 

メインのVPは

たいてい2体のボディで構成されています。 

(場所によっては、4体、6体というところもありますね。) 

「うちのおすすめ」を訴えるのに 

1体ではパワー不足だからです。 

かといって、2体に着せてある

コーディネートがバラバラでは 

パワーが半減どころか、 

「何屋さんかわからない」事になり、 

お客様をお店に入れる力を

発揮できなくなります。 

 

たとえたら 

「お蕎麦」サンプルの隣に、

「ハンバーガー」のサンプルが陳列してあると

 

ん?いう感じですよね。

 

果たして、

「お蕎麦」サンプルのとなりに

「ハンバーガー」が飾ってあるお店に

人は入るのでしょうか?

なんだか、どっちを頼むにしても

ちょっと不安を感じますよね。 

 

ファミレスならありかな?(^_^;)

 

さて、

話を洋服に戻しますね。 

 

ファッションでも同じです。 

ナチュラルが売りのお店であったら 

当然、ナチュラルなスタイリングの

VPを作ります。 

 

ポップな商品が売りであれば 

同じく、ポップなスタイリング。 

 

お客様が見て、 

「自分の好みとあってるな!」と 

思えるものを、

2体のコーディネートの中で見せる。 

 

これって本当に大切なんです。 

 

小物一つだって、手を抜けません。 

 

その小物に、惹かれて入店された方が 

フルセットで購入されることも 

珍しくないからです。 

 

まずはVPでお客様に

お店をご紹介しましょう。 

 

・IPは、控えめに。 

とはいえ、お店の中には 

VP以外にも、

「こんないいものあるんです!」と 

訴えたいものがたくさんありますよね。 

 

これも、あれも、それも。 

 

VPに使えなかった商品は 

IPでお客様の目にとめてもらいましょう。 

 

IPとは、アイテムプレゼンテーション 

アイテムの良さを引き出し、 

VPを見て、入店されたお客様に 

「この店、他にもいいものがたくさんありそう!」と 

さらに、興味を持ってもらいます。

 

サブトルソー 

半身ボディ 

ハンガー陳列のフェイスアウトもこのIPに当たります。 

 

そうか!じゃあたくさん飾っちゃおう! 

 

・・・というのが、陥りやすいとっても危ないワナです。 

 

最初のたとえ話を思い出してください。 

 

ハンバーグが食べたいと 

ハンバーグに誘われて入ってきた。 

 

お店に入ると 、ビュッフェ形式。

いろんなところに 

いろんな料理が 

置かれている。 

 

で、表にあったハンバーグはどこだろう? 

お客様は、うろうろ。 

疲れてしまいます。

 

これを解決するには、 

「ハンバーグとハンバーグの仲間はここですよ!」と 

きちんとアピールする場所を作ることですよね。 

 

そこで、まずは 

売場の中で、同じ要素を持った商品を集めます。 

これをグルーピングと言います。 

売場の中で、 

「カジュアルゾーン」~今週のお出かけスタイル~ 

「オケージョンゾーン」~結婚式二次会スタイル~ 

などの、チームを作ってあげるんです。 

 

そこに、チームリーダーを置きます。 

これがIP。

 

「ここ、私の担当です!」というのが 

チームリーダー、IPの役目です。 

 

なのに、

サブボディが店内にまとまりなく乱立 

半身トルソーがあちらこちらに 

フェイスアウトだらけ 

 

売り場がリーダーだらけ。

 

笑い事じゃないこんな状況のお店 

本当にたくさんありますが 

 

お客様にいろいろ見てほしい気持ちは

大いにわかりますが 

そこはぐっとこらえて 

 

「今日のリーダーはあなた!」と 

その日のリーダーを任せるアイテムを決めて 

そのチームを引っ張ってもらいましょう。 

 

IP(チームリーダー)に使う

アイテムを厳選することで 

「ここはこういうグループなんだな」

ということが 

お客様にしっかり伝えることができます。 

 

私の考えでは 

1200㎝の壁面に、

フェイスアウトは1、2個が適量です。 

(ブランドの考え、アイテムによっても変わってきます) 

 

それくらいの方が、リーダーが目立って 

わかりやすいんです。 

 

ちなみに、リーダーは

チームから選抜しますから 

必ず、チームの選抜(グルーピング)

から始めて 

チームリーダーを決めるようにしてくださいね。 

 

・PPはわかりやすく探しやすい本棚に。 

 

最後はPP。

実際に、お客様が商品を選び、

選択する為の陳列場所です。

ハンガーでのフェイスアウト、

スリーブアウト、

畳んでの陳列などにがあります。

 

フェイスアウトに比べてスリーブアウトは 

どうしてもお客様の目に留まりにくく 

やたらと、フェイスアウトにしたがる方が 

少なくないのですが、 

スリーブアウトには

スリーブアウトの役目があるんですよ。 

 

たとえば三色展開の商品。 

しっかりお客様に訴えたい! 

 

この場合、三色を全部

フェイスアウトにしてしまうと 

どれだけのスペースが必要でしょう? 

 

これを一つフェイスアウト、

残りをスリーブアウトにしたとしたら? 

たぶん半分くらいで

収まるんじゃないでしょうか? 

 

そしてお客様には 

一つのフェイスアウトで

しっかりデザインが伝わり 

スリーブアウトで

カラー展開もひと目でわかります。 

本で言うと、表紙を向けているか、

背表紙を向けているか?になるのですが 

1巻から3巻まであるものを 

表紙を向けてずらりと並べるより 

1巻を表紙で、

2巻と3巻を背表紙で見せたほうが 

「3巻あるんだな」とわかりやすくないですか? 

 

畳み陳列も 

「ハンギングの方が売れるから」と

言われる方も多いのですが 

畳みだからこそ、 

省スペースで 

サイズ、カラーの展開がすぐにわかるんです。

 

そして、ラックから商品を外すより 

綺麗に畳んだテーブルから商品を広げる方が 

お客様の手はかかっています。 

 

手がかかるのに、

広げていただけたということは、 

それだけお客様に

興味を持っていただいたということです。 

広げないと、

本当のデザインがわかりませんからね。 

 

ハンガーを手に取られたお客様より、

お声かけの時間も稼げます。

このチャンスをみずみす作らないのは 

もったいないですよ。 

 

そうかんがえると 

結局のところ 

VMDはいかにお客様に入っていただき 

なにがお勧めか?を訴え 

それがどれだけあるか?を見ていただくための

大切な「販促」活動なんですね。 

 

そして、それをいかに接客に結び付けられるか?を考えて作ることで 

より、接客しやすい、売りやすい、お客様が楽しみやすい売場にできるんです。 

 

売場づくりはセンスではなく 

誰にでもできる、法則です。 

 

だから、だれでも楽しくやれるようになります。 

 

法則をおぼえて、 

まずはお客様から足を踏み入れてもらえる売場づくりが出来るといいですねー。